※当記事はWindows(Java版)について記載したものになります。
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【マイクラ】外からは分からない自動隠し扉の作り方 できるだけ回路少なめで!
レッドストーン基礎解説、第11回は自動扉のような隠し扉のような、そういうモノを作ってみようの回。
既存のドアブロックを使った扉じゃなくて、石ブロックとかがスイッチひとつでガシャコン!と開いて道ができるヤツですね。
これが、
レバーONでこんな風に開きます。
これが作れるとレッドストーンを全く理解してない人からすれば「何これスゲェ!!」と言われること請け合いなので、今回でひとまずレッドストーン基礎解説の最終回とします。
では早速作り方を!
レッドストーン:たくさん
トーチ:たくさん
リピーター:1つ
粘着ピストン:4つ
レバー:2つ
その他扉用のブロックなど
基本的な仕組み
基本的な仕組みは粘着ピストンの力でブロックを動かし、扉を開閉します。
粘着ピストンは信号を受け取ったON状態でビョインと伸び、OFF状態で縮む特性を持っているので、扉が閉じた状態は粘着ピストンがONの状態になります。
それを踏まえた上で実際に作る工程を考えていきましょう。
まず最初は回路の作り方を理解するために、レッドストーン回路を隠さず地面に配置していきます。
粘着ピストンを常時ON状態にする
※羊毛ブロックはレッドストーントーチが設置できればどんなブロックでも構いません。
前述の粘着ピストンに対して、このようにブロックとレッドストーントーチを配置します。
こうすることで赤羊毛ブロックとレッドストーントーチから常に信号を受け取り続ける粘着ピストンがON状態を維持し、扉が閉じっぱなしの状態を実現できます。
青羊毛ブロックに回路を繋げる
続いて、青羊毛ブロックにレッドストーン回路を繋げます。
この状態でレバーがONになると青羊毛ブロックが信号を受け取り、レッドストーントーチの「接続したブロックが信号を受け取るとOFFに(信号を発さなく)なる」という特性によって粘着ピストンが信号を受け取れずOFFとなります。
扉のオレンジ羊毛を置いてみまして、この状態でレバーをONにすると・・・
トーチが信号を発さなくなり、粘着ピストンがOFF状態となって扉が開きます。
これが扉を開閉する機構の全容で、あとはいかに回路を地面に埋め込むか + 中と外、どちらからでも開閉できるようにするのが重要かつ悩みどころ。
回路を地面に埋め込む
回路を地面に埋め込む場合、レバーは真下に信号を伝えるので真下からズズーッと回路を敷いていきましょう。
【マイクラ】レッドストーンの論理回路を解説【RS解説#6】で解説したNOT回路を用います。
地面の下から上に向かって信号を送る際に必然的にNOT回路になるため、それを打ち消すためのNOT回路を間に設置。
ONの時にOFFにするNOT回路の更にNOT回路なので、ONの時にONになる普通の回路に戻るのです!
逆サイドも同様にすれば地面に埋め込むのは完了。
中からも外からも開閉できるようにする
しかし、中からも外からも開閉できるようにする場合、話が全く変わってきます。
中も外も同じ回路敷けばええやろwみたいな考えでこうやっちゃうと完全にアウト。
これでは中も外もレバーをONにしてはじめてドアが開くという、事実上開かずの扉が出来上がります。
論理回路で言うところのAND回路ですね。
そうではなく、2つのレバーをレバーA・レバーBと見立てた場合、レバーAとレバーBの片方がONの時だけ信号が流れるようにすれば中からも外からも開閉可能な扉が出来上がります。
せっかくなのでここでも【マイクラ】レッドストーンの論理回路を解説【RS解説#6】で紹介した回路を使いましょう。
ズバリ、XOR回路を使います。
コレがXOR回路。
こんな回路を地面に埋め込むわけですが、入力レバーや出力先の位置関係からコレと全く同じ回路を作るのは難しく、以下の様に作ってみました。
論理的に同じ仕組みを作れば良いので、
- レバーA・レバーBは羊毛Aと繋がる
- レバーAは羊毛B、レバーBは羊毛Cと繋がる
- 羊毛Aのトーチは羊毛B・羊毛Cと繋がる
- 羊毛B・羊毛Cのトーチは羊毛Dと繋がる
をそれぞれレッドストーンが隣り合って競合しないように配置すれば良いだけです。
また、見やすいように粘着ピストンが視界に入らないところに配置しましたが、粘着ピストンの真下辺りに配置すれば更にコンパクトにできるでしょう。
ちなみにコレは片側の粘着ピストンだけに繋げた機構で、同じ回路を逆サイドに配置しても構いませんが、
最終的に出力された信号を両サイドのピストンに持ってくるようにすれば手間がかかりません。
こう配置すれば問題なく動作します。
後は地表をブロックで覆い、この汚らしい回路を隠すだけ!
ひとつだけ、粘着ピストンがビョインとなった位置の真下にブロックを置くと回路が途切れてしまうので、何も置かないか、置くとしてもハーフブロックなどの透過ブロックを置きましょう。
どうせこの位置は壁で隠されて見えなくなるので、何も置かなくても見た目には平気なはずです。
そんな訳で粘着ピストンも隠すようにブロックで覆ってみました。冒頭の画像ですね。
ただレバーがあるだけのように見えますが、ONにすればしっかりドアが開きます。
上から見るとこんな感じなのでアレだったらブロックで隠しましょう(^ω^;)
まとめ
ゴミのような解説とSSで仕組みが理解できるのか甚だ疑問ではありますが、とりあえずレッドストーンのテクニックをそれなりに使い、完成して達成感のあるものってことで今回の扉をご紹介しました。
これを作って”楽しい”と感じることができれば今後様々な装置を作れるはずです。
逆に苦痛でしかない人は・・・厳しいですね(^ω^;)
ちなみに、自動的に信号がOFFになる”ボタン”や”感圧板”を使えばわざわざややこしい回路を組まなくても作れますが、だからこそレバーを用いたこの扉の価値があるってもんです!!
では、今後はシリーズでなく単発で装置の紹介等していくと思いますが、良ければお付き合い下さい。