前回、ボタニストシャンプーの”モイスト”と”スムース”を成分解析し、評価してみました。
結論としてはどちらも優秀なシャンプーでした。
で、そのボタニストに新作として登場したのがボタニスト スカルプ。
スカルプは”頭皮”という意味ですから、頭皮ケアに重点の置かれたシャンプーかな~と予想できますが、実際のところどんなシャンプーなのかチェックしてみましょう。
モイストとスムースに続き優秀なシャンプーと言えるのか楽しみです!
コンセプト
出典:http://botanistofficial.com/fs/botanist/bota-03sha-03/
ちょっと文字が小さいですが、「頭皮の汚れは髪を弱らせ、かゆみやフケなどのトラブルにも繋がるから、頭皮ケアが大事だよ!」的なニュアンスが書かれています。
コレ、私も大賛成の考え方。
シャンプーの役割として、髪の汚れを落とすのももちろん大事ですけど、それ以上に頭皮の汚れを落として健康な状態を保つことの方が重要だと私は考えています。
だって髪の汚れの7割はお湯で洗い流すだけで落ちると言われていますから。
残りの3割をいかに落とせるか?よりも、頭皮環境をいかに整えるか?という視点で見た方がシャンプーの本当の良し悪しを計れると思う訳です。
成分解析
では「頭皮の汚れを落とす」ためにどのような成分構成になっているのか、チェックしてみましょう。
出典:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kobe-beauty-labo/pc/bota-01_seibun.html
まず目を引くのが水の次に多く配合されている洗浄成分、ラウレス-4カルボン酸Na。
この洗浄成分はモイストとスムースにも配合されており、洗浄力の高い成分です。刺激は低いですけどね。
モイスト・スムースはメイン洗浄成分の洗浄力を補うような形で6~7番目という配合量でしたが、スカルプの場合は1番目にきているのでメイン洗浄成分として採用されており、洗浄力の高いシャンプーと言えます。
その他の成分は大差無いので、この洗浄力の高さがボタニスト スカルプの特徴ですね。
口コミ
意外だったのが、ボタニスト スカルプはモイストやスムースより口コミ評価が高いんです。
- 香りが良い
- モコモコで泡立ちが良い
- 泡切れ良く、さっぱり仕上がるのにきしまない
- 頭皮がベタつかずスッキリ
香りや泡立ちを評価する声はモイスト・スムースと同じですが、仕上がりはスッキリとかさっぱりとか、洗浄力の高さを表す感想になっています。
このことから、しっとり保湿系がモイスト、さっぱり系がスカルプ、その中間がスムースと言えますね。
ちなみにスカルプの香りはアップル&ライムで、「スカルプシャンプーらしからぬ良い香り」とのこと。
こんな人におすすめ
出典:http://botanistofficial.com/fs/botanist/bota-03sha-03/
公式ではこんな方におすすめと書かれていますが、個人的には頭皮がオイリーな方におすすめできるシャンプーだと思います。
というのも、洗浄力の高いシャンプーを使ったからといってハリやコシがでてくるとは一概に言えず、まして抜け毛が減るなんていうのは淡い幻想です。
毛穴に皮脂や汚れが詰まっていることで上記現象を引き起こしているかもしれないので、頭皮がオイリーで毛穴が汚れがちな人の方が満足度は高くなると思います。
逆に頭皮がオイリーでなければスムース、むしろ乾燥気味な頭皮ならモイストを使った方が満足度が高くなるでしょう。
頭皮の皮脂は洗い流しすぎるのも良くないので、自分の頭皮状況と相談して選択するのが賢い方法です。