レッドストーン基礎解説第10回、今回はパルサー回路について。
パルサー回路とは、信号を一瞬だけ送る回路のこと。
例えばレバーをONにした場合、OFFにしない限りずっと信号を送り続けますよね。
それを回路の方でゴニョゴニョすることにより、レバーをONにした瞬間だけ信号を送る挙動を実現するのです。
もちろんレバー以外でも全く同じことができますよ。
それこそ手動でやれよ!と思いがちですが、案外使いどころはあるんですよね。
ではいってみましょう!
材料は作りやすいがやや難解
レッドストーントーチとリピーターで出来るパルサー回路。
リピーターの遅延段階によって上手くいくいかないがあるようで、私の場合2回しくは3回右クリックすれば動作しました。
パッと見じゃワケ分かんないので解説します。
そもそもランプを点灯させるにはどうすれば良いか逆算してみましょう。
それには右のトーチをONにする必要がありますね。
右のトーチをONにするには接続した羊毛ブロックへの信号が途絶えなければなりません。
羊毛ブロックへの信号を途絶えさせるには、左のトーチをOFFにすれば良いのです。
左のトーチをOFFにするにはレバーから信号を送ってやればOKで、画像の様に右の羊毛ブロックが信号を受け取っていない状態となりました。
処理の関係か描写の関係か、少し遅れてランプが付くのでベストな画像が撮れていませんが、本来であればこのタイミングでランプが付くと考えて構いません(^ω^;)
と同時に、左の羊毛ブロックから信号を受け取ったリピーターは信号を0.数秒遅延(途絶え)させた後、右の羊毛ブロクに信号を発します。
そして右の羊毛ブロックが信号を受け取ったタイミングでトーチがOFFになり、ランプへの信号が失われ消灯します。
以降はレバーをONにし直さない限りこのまま。
つまりこの回路はリピーターが信号を遅延させている間だけトーチがONになる = 0.数秒間だけ信号を発するパルサー回路となります。
仕組みは単純だが場所を食う
リピーターはブロックを貫通して信号を送るが、ピストンのビョインと伸びた部分は貫通して信号を送れない特性を活用したパルサー回路。
レバーをONにすると信号が羊毛ブロックを貫通し、ランプをONにします。
信号を受けていないランプが点灯しているように見えますが、どうもランプは信号を失ってから消灯するまでにラグがあるようで、
- 信号がランプとピストンに届く
- ピストンがビョインとなって信号が途切れる
- ココ!
- 信号を失ったランプが消灯する
なタイミングでのSSなんです。
つまり、信号が届いてピストンが作動するまでのごく僅かな時間だけ信号を発することになり、こちらの方がまさしく”一瞬”だけ信号を送るパルサー回路となります。
まとめ
毎日1回だけピストンを作動させたい自動カボチャ収穫機なんかに用いられるパルサー回路です。
装置の解説では「ココにパルサー回路を置きます。」ぐらいの説明で終わってる場合もあるので、パルサー回路ってなんじゃらほい?とならないよう挙動と仕組みを理解しておきましょう!
では次回!
次回:【マイクラ】スイッチで開く自動扉?隠し扉?を作ってみよう【RS解説#11】