石澤研究所のオレンジシャンプーや炭シャンプーを成分解析してみる

どうも、本日はオレンジシャンプーや炭シャンプーが有名・・・なのか分かりませんが比較的レビューされている、石澤研究所のシャンプーを成分解析してみます。

オレンジシャンプーと炭シャンプーなんてものがある時点でかなり独特なメーカーっぽいですよね。

エクスセラム 美容液シャンプー

一発目はオレンジシャンプーでも炭シャンプーでもないエクスセラム 美容液シャンプー。

石澤研究所という硬派な名前からは想像できないビューティビューティしたネーミングですね。

成分解析

シャンプーの成分を調べていたら本当にビックリしました。

配合成分とかじゃなくてコレです。

出典:http://www.ishizawa-lab.co.jp/seibun/exserum.html

石澤研究所の公式サイトに全シャンプーの配合成分と配合目的が記載されているんです。いや~分かりやすい。

洗浄成分のコカミドプロピルベタインは洗浄力も刺激もマイルドな成分で、ラウレス硫酸Naやスルホコハク酸ラウレス2Naなど洗浄力の強い成分で補うような形となっています。

ラウリル硫酸Naに次いでよろしくない成分と言われるラウレス硫酸Naが入っているのをどう取るか。

私は入ってない方がありがたいので他のシャンプーを探します。

しかしこうしてみると・・・保湿成分の種類がなかなか多くなってます。

美容液成分78.2%でも、その大半は保湿成分ということですね。

植物生まれのオレンジ地肌シャンプーN

さあ続いては本命の一角、オレンジシャンプーです。

成分解析

出典:http://www.ishizawa-lab.co.jp/seibun/detail.html?code=orenji_22

こういうシャンプーって成分の種類が少なくスッキリしているイメージがありましたけど、私の勝手なイメージでしたね。

洗浄成分はラウレス-4カルボン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEAで、泡立ち補助にコカミドDEAと低刺激の成分でまとめられており問題なし!ですが、オレンジ油も脂質の溶解性があるため洗浄成分に入れて良い気がします。

メインのラウレス-4カルボン酸Naは低刺激ですが洗浄力が高めで、レビューで「すっきりする」との声が多いのでしっかりめに洗いたい人に向いています。

Amazonでは泡切れの悪さなどを指摘する声があるものの、執筆時点で評価4.1と高いですね。

補修成分に期待できないので「絶対コレ!」とは言わないけど、普通におすすめできるシャンプーです。

炭シャンプー

炭が汚れを吸着するのは広く知られている事実で、炭の洗顔フォームなんかもありますよね。

これがシャンプーになるとどうなるんでしょうか!?

成分解析

出典:http://www.ishizawa-lab.co.jp/seibun/sumi.html

マイルドなラウラミドプロピルベタインに、洗浄力高めのオレフィン(C14-16)スルホン酸とラウレス-4酢酸Naで補助する洗浄成分。炭も皮脂吸着剤なので洗浄成分に入れましょう。

種類が少なくスッキリした成分構成ですが、この少なさなのに気になる成分が2つあります。

それがオレフィン(C14-16)スルホン酸とグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド。

オレフィン(C14-16)スルホン酸は「ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naはヤバイ」という消費者の認識を回避するために使われる成分なイメージがあってあまり好きじゃありません。実際、洗浄力も高く刺激もそこそこあると言われていますし。

グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドはちょっと刺激が気になるカチオン界面活性剤で、配合量が多くなければ問題ありませんが第5位なので・・・気になります。

ヘアロス地肌シャンプー(オイリータイプ)

世界30か国で愛されているらしい、ヘアロスのシャンプーです。

オイリータイプは「オイリーな人向け」という意味ですよ。

成分解析

出典:http://www.ishizawa-lab.co.jp/seibun/detail.html?code=naturvital_06

オイリー向けだけあって洗浄力の高いラウレス硫酸Naがメインで、続くのはマイルドなコカミドプロピルベタイン。

洗浄成分がこの2種類なのでラウレス硫酸Naの洗浄力の高さが際立ちそうな気がします。

私がこのシャンプーを手に取って成分チェックしていたら、この時点でスッと商品棚に戻します。

あえて更にぶっこむとするなら防腐剤のブチルパラベン。

パラベンは悪い悪いと言われがちですが私はあまり嫌ってなくて、配合されてるから買わない、とはなりません。

ただそれはメチルパラベンやらエチルパラベンの話であって、ブチルパラベンは肌への刺激が強いとされているのでコレが入っていれば避けます。

なかなかメリットよりもリスキーさが目立ってしまう成分群ですね。

ヘアロス地肌シャンプー(ドライタイプ)

ラストはヘアロスのドライタイプ。

オイリータイプの雪辱を果たせるか!?

成分解析

出典:http://www.ishizawa-lab.co.jp/seibun/detail.html?code=naturvital_07

ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸TEA、これはどちらも洗浄力と刺激が強く、シャンプーにおける優しくない成分の2トップです。(ラウリル硫酸Naもラウリル硫酸TEAも似たようなもの)

ドライ向けなのにオイリー向けより洗浄力が高いように思えてならないのですがどうでしょう。

更に前述のブチルパラベンもちゃんと配合されています。

結論:雪辱果たせず。

まとめ

一番好印象だったのは「植物生まれのオレンジ地肌シャンプーN」で、久しぶりに刺激があるとされる洗浄成分を使っていないシャンプーを見た気がします。評価されるのも納得。

補修については頼りないですが、価格も高くないですし「補修力は気にしないからしっかりと洗えるシャンプー」を探している方にズバッと推したいですね。