アマトラ シャンプーのクゥオとアイックを成分解析・比較してみる

今回はアマトラのシャンプー2種類、「クゥオ」と「アイック」を成分解析し比較してみます。

前回のアジュバンは種類が多かったから今回2種類でホッとしている私がいる。

ではいってみましょう。

アマトラとは

「本物であること。素材主義であること。美しい髪を求めるすべての方に愛されるヘアケア製品をお届けすること。」がコンセプトで、2009年に誕生した比較的新しめのメーカー。

本物志向ということで期待できそうでうが、ハードルが上がりましたぞー!!

クゥオ

「髪が本来持っている純粋な美しさ”髪純度”を高めることで素の美しさを取り戻す」という、粗悪なシャンプーにありがちなシリコン等を使って手触り・使用感だけを高めた”偽りの美しさ”に真っ向から立ち向かうコンセプトを持ったシャンプー。

クゥオにはヘアバスとヘアバスesが存在しますが、当記事ではどう見ても後継であろうヘアバスesを紹介します。

成分解析

出典:http://item.rakuten.co.jp/nakano-d/ama-quo-sh400/

メイン洗浄成分のラウロイルメチルアラニンNaは洗浄力がそれなりにあって刺激が低く、ベストな洗浄成分として紹介されることもあるナイス成分。

コカミドプロピルベタインは低刺激でコンディショニング作用のある成分、コカミドDEAは泡立ちを良くする成分となっています。

洗浄成分は3種類のシンプルな構成ですが、ラウロイルメチルアラニンNaがメインとして採用されているのが好印象。

続くBGは保湿成分。

その後のヘマチンは活性酸素やアルカリの除去、毛髪補修作用、カラーリングの退色防止など様々な作用が期待される成分。

フムスエキス(フルボ酸)は適度な保湿力と豊富な栄養素があり、頭皮に働きかけて健やかな髪が育つ環境を整える成分。

このヘマチンとフムスエキスがクゥオのアピールしたい成分で、他のシャンプーとは一線を画すところですね。

気になったのはステアロキシプロピルトリモニウムクロリドで、4級カチオン界面活性剤なので敏感肌の人は刺激を感じて”合わない”シャンプーとなるかもしれません。

リンス・コンディショナーのベースとなるセタノールも配合されていますし、リンスinシャンプー的な雰囲気を感じます。

総合的に見ると「洗浄成分は良いし保湿成分・補修成分も配合されていてリッチだけど、(他の安心安全なシャンプーと比べると)合わないリスクがちょっとだけ高いかな?」という印象です。

アイック

「髪のボリューム感は、そのまま。クセ・うねりを抑えて、サラッと軽く。」がコンセプトで、髪の質感改善にフォーカスされていますね。

クゥオと比べると圧倒的に口コミ数が少ないですが、知名度の差でしょうか。

成分解析

出典:http://item.rakuten.co.jp/nakano-d/ama-icq-sh400/

洗浄成分のPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、アルキル(C12、13)硫酸TEA、どちらも名前に”硫酸”と付きますね。

アウトです、アウト。

PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naは洗浄力が高いものの刺激はそうでもないので、まだ良いかもしれません。

しかしアルキル(C12、13)硫酸TEAは悪名高いラウレス硫酸Naと同等、場合によってはそれ以上の刺激があると言われており、洗浄力も高い成分。

この洗浄成分が1番目、2番目にきていることから洗浄力が非常に高く刺激も強めで、髪や頭皮に優しくないことが予想されます。

「アミノ酸とフムスエキス(フルボ酸)で髪を補修しねじれ構造を改善させる」のは良いですが、それを吹き飛ばすくらいインパクトのある洗浄成分でした。

まとめ

どちらも「敏感肌の人でも使える安全なシャンプー!」とは言えないと思います。そういうシャンプーの方が少ないですが。

どちらかをおすすめするとしたら圧倒的にクゥオで、なかなか良いお値段しますがAmazonで割引されていたのでその価格なら使ってみても良いかな、と納得できました。(執筆時点で2,658円)

紹介したようにクゥオにはリンスやコンディショナーの成分が入っていてそれを頭皮に塗りたくるので個人的にはちょっと嫌な感じがしますけど、それが気にならずトラブル無く使用できたなら満足感を得られるシャンプーだと思いますよ(^ω^)