本日は菊星のココナチュラシャンプーを成分解析します。
ではいってみましょう!
ココナチュラシャンプー
透明な容器でお薬のような雰囲気を醸し出すシャンプーですね。
成分解析
出典:http://www.kikuboshi.co.jp/products/026.html#pro26-3
とてもシンプルな構成で「肌に負担となる余計なものが配合されていないな~」と思いきやそうでもありません。
ココベタインは両性界面活性剤で問題ないんですが、続くヤシ脂肪酸Kとはいわゆる石鹸を表す成分です。
よく「弱酸性がお肌に優しい」とCMなんかで聞きますよね。
あれはお肌や髪の毛が弱酸性だからで、石鹸はその逆のアルカリ性を示します。
カラーリングやパーマはアルカリ剤でキューティクルを開かせて薬剤を毛髪内部に流し込む訳ですが、同じように石鹸のアルカリ性でキューティクルは開いてしまいます。
カラーリングやパーマは後処理で再び弱酸性に戻すのでキューティクルが開きっぱなしということはありません。
でもお家のシャンプーでは・・・酸リンスなどを使って髪を弱酸性に戻してあげる必要があるんです。
また、石鹸は単純に洗浄力が強くラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naに匹敵すると言われているので、その点も懸念されます。
まとめ
いわゆる石鹸シャンプーですが、紹介したようにデメリットが存在します。
ただしメリットも存在して、生分解性が高いことと、弱酸性のシャンプーに含まれる成分に反応して肌トラブルを引き起こす人には安全で有用なシャンプーとなること。
基本的にコンディショナーやトリートメントもセットで使うはずなので、うまく使えば肌トラブルが治まって万々歳!な人もいるでしょう。
「危険」というよりは「扱いが難しい」のが石鹸シャンプーで、多くの人にとっては弱酸性で補修作用や保湿作用の期待できるシャンプーを使った方が高い満足度を得られると思います。