どうも、私です。
日本への上陸が確認されたとして、お茶の間を賑わせているヒアリ。
特定外来生物に指定され、刺されると最悪の場合死に至る強烈な毒性を持っているとのことで、どうしても不安になりますよね。
今回はそんなヒアリに刺されないための対策や、万が一刺された場合の対処法をご紹介します。
ヒアリって、定着するの?
そもそもの話として、執筆時点でヒアリは日本に定着しておらず、定着を防ぐための水際対策の真っ最中です。
この作戦が奏功して定着を阻止できれば万々歳。
ですが現実はそう上手くいかず、「日本の水際対策は甘い!」と指摘されていたりするし、今回たまたま発見できただけで以前から上陸していた可能性も0ではありません。
もう定着する前提で考えたほうが良いんだろうな~と思いますし、このページをご覧になっている人も同じ考えだと思います。
アリ用殺虫剤が効果アリ(ドヤァ
では、本題のヒアリ対策についてですが、従来のアリ用殺虫剤が対策になります。
こんな成果が報告されていました。
出典:http://www.fumakilla.co.jp/news/2017/07/post-136.html
フマキラー製品の中で、ヒアリへの効果が確認された商品だそうです。
う~ん、フマキラー神。
じゃあこの中でどれを使うべきなのか?と考えた時に、家の庭やその周辺にあるかもしれないヒアリの巣を壊滅させるものが望ましいですよね。
その場でスプレーしてやっつけるだけでは事態の解決に至りませんし、安心もできません。
それを踏まえるとニーズに応えられそうなのは、
- ウルトラ巣のアリフマキラー
- アリカダン ウルトラ巣のアリ退治
- アルゼンチンアリ ウルトラ巣ごと退治
の3つのベイト剤。
ベイト剤とは、アリの巣に持ち帰って食べさせることで巣の中のアリまで倒してしまう毒餌のこと。液剤などと比べて即効性は劣るものの確実性は高いそうです。
調べてみても上記3つの違いが分からない(中身は同じというレビューすらある)ので、スタンダードっぽい「ウルトラ巣のアリフマキラー」を使えばとりあえず問題ないでしょう。
これを家の周囲に置き、餌が減らなくなるまで追加し続けることで巣を壊滅させられる理屈です。
ただし!あくまで効果があると確認されただけで、必ずしも巣を壊滅させられるとは限りません。
というのも、日本で一般的な在来種・クロヤマアリは1日に数十個の卵を産むのに対し、ヒアリはなんと2,000~3,000個もの卵を産むんだそうで。
アリの産卵数は環境に大きく左右されるようなので一概には言えませんが、単純計算だとウルトラ巣のアリフマキラーも1,000個レベルで必要なんじゃないか・・・?と思ってしまいますよね。
この辺は私も素人なので詳しいことは分かりません。
続いて、少し違った角度からの情報をお届けしましょう。
ヒアリの巣
実はヒアリの巣って、日本の在来種と大きく異なるんです。
これが一般的な在来種の巣だとすると、
ヒアリの巣はこんな感じ。
地面から高さ15~50cmほど盛り上がったアリ塚ができ、その中に無数の巣部屋があります。
で、働きアリはトンネルを通って出入りする、と。
アリ塚が地面から盛り上がってるってことは見つけやすいので、アリを追いかけて巣を見つけ、周囲にアリ塚が無ければそのアリはヒアリではなさそうだな、という判断材料にはなるかもしれません。
また、ヒアリは在来種を駆逐しながら生息地を拡大していくため、裏返せば在来種が生息していることもヒアリのいない判断材料になりそうです。
ヒアリらしきアリが見つかったり、ヒアリのものと思われるアリ塚が見つかった場合は地方環境事務所へ連絡しましょう。
個人的には、いくら特徴があると言っても素人が見た目だけでヒアリの判別をするのは難しい気がするんですけどね(^ω^;)
刺された場合の対処法
最後に、万が一ヒアリに刺された場合の対処法です。
ヒアリに刺された場合、症状として
- 軽度:刺された瞬間に強い痛み、その後はかゆみ
- 中度:刺された部位の腫れ、部分的もしくは全身にかゆみを伴うじんましん
- 重度:息苦しさ・めまい・意識を失う(アナフィラキシーの可能性が高い)
などが現れます。
いずれにしても病院を受診するべきですが、軽度の場合のみ急いで受診する必要はなく、中度・重度の場合は即座に最寄りの病院で治療しなければなりません。
症状は数分~数十分の間に現れるので、刺された後の行動としては、「いつでも病院に行けるような状態で30分程度安静にする⇒症状に応じて病院で受診する」となろうかと思います。
私だったら・・・処置が遅れると命の危険がある以上、怖いので症状が出ようが出るまいがすぐ病院に行きますね。
以上がヒアリ対策・対処法になります。刺された時の対処法を知っておくのは大事ですけど、一番は刺されないように接触しないことです。
私たちが「スズメバチは危険な生物だから、ハチを見たら警戒しろ」と認識しているように、とにかくアリは危険だと認識することが最大の自衛なのかもしれません。
特に何も知らない子供は絶対にアリに興味を持ってしまうので、強く言い聞かせることが重要かと思います。それでは。