ボタニストシャンプー人気はホンモノなのか、口コミと成分解析から探ってみる

最近注目度の高い、ボタニストシャンプー(ボタニカルシャンプー)って知っていますか?

CMも流れていたり芸能人が愛用していたり、結構宣伝にお金使ってるのかな~って気がします。

そこで、ボタニストシャンプーが何故注目されているのか?どの辺がスゴイのか?を、口コミの情報や成分解析から探ってみましょう。

ボタニストシャンプーとは

ボタニストとは英語で”ボタンを留める人”という意味・・・ではなく、”植物学者”を表す言葉だそうです。

公式サイトによると、

目まぐるしく変化する現代社会。私達は今、植物を求めている。

ボタニカルライフスタイル、それは生活の中に植物を取り入れる事。 植物の恵みで、アナタは本来の美しさで輝き出す。

ボタニカルバスブランド【BOTANIST】

出典:http://botanistofficial.com/

とのことで、まだイマイチよく分かりませんがとりあえず植物に強いこだわりを持ったシャンプーということが伺えます。

ボタニストシャンプーの6つのこだわり

公式サイトに掲載されている、ボタニストシャンプーの6つのこだわりをツッコミを入れながらご紹介しましょう。

天然由来成分配合

“天然由来”とか”植物由来”という言葉って便利で、「何となく優しくて良さそう」というイメージを与えられることからシャンプー界ではよく使われますね。

でも個人的には人工的に作られた成分の方が安定性が高く安全で、天然由来成分は安心感があるだけで安全とは限らない、と考えています。

決して天然由来成分が悪いという訳ではありませんが、天然由来成分であることを購入の決め手にするのはちょっと違うかな~というのが私の考え。

成分を気にするなら、まず洗浄成分をしっかりチェックしましょう!

自然の恵みせっけん成分

「弱酸性のせっけん成分が必要な油分を洗いすぎることなく、地肌をすこやかに整え、潤いのある根本(地肌)に仕上げます。」とのこと。

ボタニストシャンプーに配合されているラウレス-4カルボン酸Naは弱酸性の石鹸系洗浄成分と言われていますが、科学的な話をすると、せっけんは“弱酸”の脂肪酸と“強アルカリ”の水酸化ナトリウムor水酸化カリウムを中和して作られるので必ず“弱アルカリ”を示し、弱酸性のせっけんは存在しないことになります。

しかもラウレス-4カルボン酸Naは、どちらかというと洗浄力がしっかりあって油分を洗えるタイプの洗浄成分。

それを踏まえると若干「ん?」と感じますが、配合バランスで上手く洗浄力を調整できているのかもしれません。

ちなみに、あくまで弱酸性のせっけん”成分”なので、せっけんの成分である脂肪酸のことを指していると解釈することもできます。

ボタニストシャンプーに含まれる洗浄成分はヤシ油脂肪酸から作られたマイルドな洗浄力のものが多いので、「洗浄成分の洗浄力が強すぎないから頭皮に必要な油分を洗いすぎないよ!」というお話であれば強引に納得はできますね。

潤いと輝きを与える

セラミドやヒアルロン酸、PRG-30 フィトステロールなどの保湿成分・コンディショニング成分が配合されています。

保湿成分配合なので潤いはまだ分かりますが、髪に輝きを与えてくれるんでしょうか・・・?

そんなに特筆すべき成分群ではないように感じます。

香り彩るダブルフレグランス

シャンプーとトリートメントのダブルの香りがステキだそうで、後述しますが香りは口コミで高く評価されているポイントですね。

泡立ち

「弱酸性のせっけん成分を配合したシャンプーだから、キメ細やかな泡でうるおいを保ちながら、さっぱりと洗い上げ、きれいな髪質を保ちます。」

弱酸性のせっけん成分推すなぁ!?

これも前述した洗浄成分のことで、普通に「泡立ちの良い洗浄成分使ってますよ!」というお話です多分。

環境に優しい

環境に悪いより優しい方が良いのは間違いないですし、この点に惹かれて使用する方も案外多いようなイメージがあります。

残念ながら私は成分一つ一つの生分解性までは分からないのでツッコミを入れられませんが、環境に優しいのは純粋にGoodポイントですね。

口コミ

ボタニストシャンプー、人気なだけあって口コミの評価も高いです。

口コミ
  • 香りが良く、持続性も高い
  • 泡立ちが良く、すすいでも指が絡まらない
  • 香り、洗い上がりともに良い
  • しっとりと潤いが残る

この辺りが評価されており、使用感や香りに評価の声が集中しているのが特徴。

ちなみにボタニストシャンプーには”モイスト”と”スムース”があって、モイストはアプリコットとジャスミンの香り、スムースはグリーンアップルとローズの香りとなります。どうも万人受けしそうなのはスムースの方っぽい?

また、髪の仕上がりがしっとり派にはモイスト、サラサラ派にはスムースが支持されています。

成分解析

出典:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kobe-beauty-labo/pc/bota-01_seibun.html

最も重要な洗浄成分を中心に、ざっくりとお話します。

モイスト

水の次に配合されているのがグリセリンなので、この時点で保湿力の高いシャンプーだと予想されます。口コミでもしっとり仕上がりが好評ですし、保湿力は高いんでしょう。

洗浄成分はコカミドプロピルベタイン・ココイルメチルタウリンNa・ラウロイルメチルアラニンNaといった洗浄力がマイルドで刺激の少ない成分をベースに、洗浄力高めのラウロイルサルコシンNa・ラウレス-4カルボン酸Naあたりで洗浄力のバランスをとった構成になります。

正直この洗浄成分はかなり優秀で普通におすすめできますが、ラウロイルサルコシンNaはごくまれにアレルギー反応でかゆみを感じる方もいる成分です。

ただ、そんな成分を避けているとエタノールやら香料も避けるべきというお話になってしまうので、選べるシャンプーの幅がグッと狭まってしまいます。

個人的には「ごくまれなアレルギー反応が起きなければなかなか優秀なシャンプーだから、試しに使ってみると良いんじゃない?」くらいの感覚で、神経質になる必要はないと思います。

スムース

水の次に配合量の多いヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンはあんまり見たことのない洗浄成分ですね。

低刺激でまずまずの洗浄力、指すべりを高めてきしみを低減させる作用に加え、カラーリングが退色しづらいというヘアカラーを施している方には垂涎ものの作用もある成分です。

他の洗浄成分はココイルメチルタウリンNaをはじめモイストにも配合されている洗浄成分で、こちらも優秀

洗浄成分以外はモイストもスムースもそんなに違わないですね。

どちらがおすすめ?

どっちもおすすめできるし好みの問題で、保湿力を求めていたりしっとり系が好きならモイスト、サラサラ系が好きでカラーリングの退色できる点に魅力を感じればスムースを購入すれば良いと思います。

それから、ここまで触れませんでしたが実は価格も優秀で、執筆時点で490mlで1,500円くらい。思わず「安っ!」って声に・・・は出ないけど心の中でつぶやきました。

口コミで「価格が高い」という声もありましたけど、そう思う方はシャンプーの価格に対する考えを改めた方が良いと思いますよ!

ちなみに限定のクリスマスセットなんていうのもありました。(楽天のみ?)

※新発売のボタニストシャンプー スカルプについては別途記事にします。